
明けましておめでとう御座います。弾丸で鹿児島に帰ってました。鹿児島もコーヒー屋がいくつかあって行くのが楽しみだったんですが、さすがに年末年始だったので閉まってました。次回リベンジ。もし鹿児島に行かれる時は寄ってみて下さい。
さて、今回のテーマは、「新鮮なコーヒー豆でコーヒーを入れる際の注意点」です。
新鮮なコーヒー豆も買って、淹れ方だってちゃんと正確に計って毎回同じ淹れ方をしてるのに、なぜか微妙に味が違うぞ?
なっ、なぜだ?
なぜこんなことになっていしまったんだ?
まずたくさんのCoffee Loversに訴えたいのは、コーヒーを美味しく飲みたいのであれば、一にも二にも「コーヒーは鮮度が命」
これは「コーヒー豆は鮮度が命、美味しいの始まりは保存管理から!」という記事でも紹介した通り。
そんな鮮度の良い豆をどうやって美味しく飲み続けようか?っていうのが今回のお話です。
僕はよくこのテーマのお話をするとき人間の成長に例えるのですが、
コーヒー(焙煎豆)も人間と同じように生きており、歳を重ね、その歳ならではの良さがそれぞれあります。
若かりし頃は、右にも左も分からずガンガンで尖ってツンツンしてます。中々自分の良さを表現できません。脂がのって仕事や家庭など充実してきた頃には、そのまま任せちゃって下さい。酸いも甘いも経験した後は、労ってあげて下さい。
(偉そうに書いてますが、僕自身人生については右も左も分かってません)
ただ新鮮なコーヒー豆も同じです。やはり豆も生きてるのです。どう生きているのかって?
①ガスを放出しながら熟成・劣化していく
②煎りが深い方がガスが多く変化が激しい
③季節によってガスの抜け方が変わる
このように新鮮なコーヒー豆の息吹を感じることが出来ます。①を人間で言うならば
- 煎りたてホヤホヤ(10代,20代)
- ピークタイム(30代,40代)
- 落ち着き(50代,60代)
といったところでしょうか。人生のピークはいつだって「今だぜ!」って林先生に怒られそうですね。そして②は、タームスパンは煎りが深い方がガスが多いので長くなります。また③は例えると、冬よりも夏の方が早くガスが抜けます。
例えば、frankの「中煎りFRUITY」と「深煎りCACAO」でみてみましょう!
1、煎り立てホヤホヤ
この時期はガスをパンパンに含んでおり、普通にいれるとガスっぽさやボケた味がします。なので上手くガスを抜いてあげて、じっくり抽出して奥に眠る味を引っ張り出して下さい。若さが故、ギラギラしてるのでしょうね。
2、ピークタイム
この時期に照準を合わせて豆を使えるともう安心です。適度にガスっぽさが抜けた豆は、熟成されて旨味・甘味・苦味の輪郭がしっかりあり、安心して抽出できます。脂がのってきましたね〜!!
ガスも抜けたら、味がはっきり出てくる話をしましたが、焙煎と同時に劣化も始まっています。徐々に劣化が進んでいき、嫌な味が際立つようになってきます。そうなると抽出においても注意が必要です。これまで通り抽出して「あれっいつもよりしつこいぞ、くどいぞ」ってなり出してきたら、やり過ぎ注意です。
これらのことを頭に入れながら、新鮮なコーヒー豆の抽出を微妙に調整していけたらオッケーです!
「新鮮なコーヒー豆は生きているから、とても敏感なのだ」
それでは今日はこの辺で!!今週も頑張っていきましょう!
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