エスプレッソ抽出におけるグラインダーの取り扱い注意3点

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エスプレッソというのは非常にデンスでパワフルなドリンクなだけに、その抽出は非常にセンシブルなんです!

つまり、ちゃんと言うと(最初からちゃんと言え)取り扱いに気をつけないと、せっかくの一杯が台無しになってしまう危険があると言うことなんですね!

その中でも、今回はグラインダー取り扱いの注意点をお伝えしようと思います!これ皆さんよくやりがちな事なんで気をつけてくださいね!

エスプレッソはこんだけ敏感なんです

そもそもそんなエスプレッソって繊細だったけって、今更言ってるようなら「エスプレッソ基本の抽出手順」をもう一度読み直しなさい、こんっバカちんが〜(と金八先生も言うてます)

グラインダーは「抽出速度の原理」でもお伝えした通り調整の一環として日常的に取り扱うので非常に注意が必要です。

どれぐらい繊細かと言うと、エスプレッソってドリップコーヒーと比べて抽出速度や濃度は、だいたいほんとだいたい10倍ほどです。(半沢直樹どころではありません。)

つまり何が言いたいかと言うと、大袈裟にほんと大袈裟に言うと、ドリップにとって1gの変化は10gの変化だし、メッシュ1メモリ分の変化は10メモリ分の変化だと言うわけなんです。

なので、グラインダーの取り扱いだって10倍繊細にするようなもんです。

だらだらと話してしまいましたが、まずはこちらの動画をご覧ください!

グラインダー取り扱い時の注意点3点

  1. ホッパーの豆量
  2. メッシュ変えてからの誤差
  3. 一気に細かくしない

それぞれ順番に見て行きましょう!

1、ホッパーの豆量

ホッパーとはグラインダーにおける豆を投入しておくところです。

ここの投入量によって、グラインダーのカット部分の隙間に入っていく豆の圧力が若干変わってしまう事で、メッシュが微妙に変化してしまいます。

具体的には、ホッパーに豆をたくさん入れると、その重みでカッター付近の豆がいつも以上に押され細かくなる傾向があり、

逆に豆が全然入ってないと粗くなってしまう傾向があるんです。

2、メッシュを変えてからの誤差

日常的にメッシュを変えることもあると思うのですが、

変えたらすぐにその細かさに対応してくれる訳ではないと言うことです。

それは、メッシュを変えた後の粉が、もう既にグラインダーの中にまだ残ってる状態だからなんですね。

例えば、さっきまでメッシュ#3で、それを細かくメッシュ#2にして見たときに、すぐに#2の粉が出てくる訳ではないと言うことです。

ですので、変えたら少し粉を挽いて、変える前のメッシュの粉を取り除いてから、使用するようにしましょう!

また、グラインダーの粉がまだ残ってると言うことを応用すると、エスプレッソの粉を挽いてから、次の抽出まで時間が空いてしまうと、遠い昔(ほらエスプレッソって10倍に感じるんでしたね。精神と時の部屋現象ですよ)に挽かれた粉が残っていたと言うことになります。よって、劣化した粉を抽出に使ってしまってると言うことなんです。

実際には、エスプレッソというのは非常に細かいメッシュなので、劣化スピードも著しく早いんですね。なので、(本当に)挽きたての粉を使いたいのであれば、こう言った点にも気をつける必要があります!

3、一気に細かくしてしまうと

ホッパーに豆が入ってる状態でメッシュを一気に細かくしてしまうと、歯と歯の間が狭くなってしまって間に入ってた粉が詰まって噛んでしまい、全く動かなくなってしまうことがあります。

そんな場合は、焦らずすぐに粗くしてから、徐々に細かくしていく必要があります。

モーターを焼かないよう気をつけてくださいね!

最後に、以上3点は、ホッパーに豆を入れずに都度豆をセットして挽く場合には問題ありません。

そこまでエスプレッソを抽出する回数が多くない店でしたら、そのような対応の方がいいかもしれませんね!

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