
エスプレッソコーヒーを淹れられるようになることはバリスタの憧れのスキルの一つではないでしょうか?
僕も初めてそのバリスタがエスプレッソを淹れる様を見た時に、「うわっ、かっこいい!僕もできるようになりたい!」とミーハー感丸出しで見入ったのを覚えています。
エスプレッソってなかなか家庭では淹れる機会は少ないですが、あの大きなマシンをサッと使いこなして、カフェラテやカプチーノといったドリンクを作れるようになりたいですよね!
今回はそんなエスプレッソを淹れる基本の技術をお伝えしたいと思います。
作る所作はサッと簡単そうにやってはいますが、実はとても繊細なスキルでして、色んなドリンクのベースになるものなので、ここで一度カチッと押さえておきましょう!
「そもそもエスプレッソとは」でも書いた通り、短時間でコーヒーの成分を抽出した濃縮された液体です。
通常はドリップコーヒーなどのように、じっくりとお湯と接触することによってコーヒーの成分を溶かしていくんですが、エスプレッソはほんの30秒程度です。
つまり、かなりの極限状態でコーヒーを抽出していることになります。
ということは、ほんとちょっとしたことでコーヒーの味がかなり変わってしまうんですね。
なので、エスプレッソを抽出することはスピードももちろんん大事なんですが、まずは正確に各動作を行えるよう、丁寧に着実にやることをオススメします!
慣れてきたら、徐々にサッとこなせるようになるはずです!
それでは動画も合わせて見て行きましょう!
エスプレッソの抽出手順
- ポルタフィルターを綺麗に
- スケールにセット
- グラインダーで豆を挽く
- ドーシング
- レベリング
- タンピング
- フラッシュ
- 抽出
- 1に戻る
1、ポルタフィルターを綺麗に
エスプレッソの場合はポルタフィルターというものに、コーヒーの粉をセットして抽出するわけなんですが、その粉をセットする部分が汚れているといけませんよね。
ここでは前に抽出した使用済みの粉が残っていないか、水滴がついていないかを主にチェックします。
2、スケールにセット
安定したコーヒー抽出の基本ですね。コーヒーの粉を計ります。
ただし、エスプレッソはとても繊細な抽出なので、スケールは0.1gまで計れるものを用意しましょう!
3、グラインダーで豆を挽く
エスプレッソの粉というのは他の抽出に比べて、細かい粒度である上に、ちょっとした粒度の違いで味の違いがもろに出てしまいます。
なので、エスプレッソ専用のグラインダーを使って、細かく設定でき安定したグラインダーを使うようにしましょう!
4、ドーシング
ポルタフィルターの中に粉を入れることを言います。
5、レベリング
ポルタフィルターに入れた粉に偏りがないように均一にならす行為を言います。
6、タンピング
ポルタフィルターに入れた粉をタンパーという道具を使って固める行為を言います。9気圧の力に負けないような固さで固めます。
これらの4〜6の行程は、エスプレッソの抽出過程において非常に大事な3点になります。ここでのポイントは「均一に」「水平に」「パックする(固める)」ことです。
それができてないと、9気圧の勢いのあるお湯の通過に偏りが出てしまい、抽出が安定しないんですね。
7、フラッシュ
2~3秒くらいお湯を空出しすることです。冷めたお湯を出すことと、抽出口周りの汚れの洗浄の目的があります。
8、抽出
こちらも抽出量をスケールにて計ります。
最後に、実際に抽出する流れも確認してください!
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