
最近の技術の進歩はさらに目まぐるしいです。いずれ看板バリスタがロボットに乗っ取られるんじゃないか?という今後について書いてみようと思います。
キョウハナニニイタシマスカ?グアテマラガオススメデス・・・・なんて言い出す日が来るのでしょうか]?
科学の進歩はここまで来ていたのか!?
そもそもそんなことを思ったのは、先日ウーバーというタクシーの代わりになるようなサービスをニュースで見たのがキッカケ。このように交換・共有によって成り立つ経済をシェアリング・エコノミー(共有型経済)というそうです。
そう考えると、googleが開発している無人運転機能なんかも進んでるみたいだし、タクシーの仕事は今後増々厳しくなっていっちゃうのでしょうか?
『雇用の未来—コンピューター化によって仕事は失われるのか』という論文から、左のような職業が無くなる確立が高いらしいです。
バリスタは、、、、、、、おっ無いぞ!!
ただ、露店販売員というのは少し不安要素だし、無くなるであろう職業ランキングで1位は小売店販売員だそうだ。
ということは、ロボットが注文を聞いて、コーヒー作って、レジして、「アリガトウゴザイマシタ♪」なんて言うのは出来そうな気がする。
気が気ではないな。。。。。
それにしてもこんなに仕事が奪われるのか〜。カガクノシンポハオソロシイデスネ、、、
ロボットに美味しいコーヒーつくれるんかい?
さて次はこれ。美味しいコーヒーとは何だ?という議論はややこしいので、僕らバリスタが淹れる程度のものを作ることは可能なのか?という議論にすりかえて考えてみようと思う。
最近のコーヒー機器はとても優れていて、色んなバリスタの知識や技術を機能として盛り込ませており、美味しいコーヒーが勝手に出来る環境は整備されつつある。
さらに『人工知能』こいつが厄介だ。なにが厄介かって、大量のデータをもとに自己学習をしていく、つまり成長出来るのだ。
ということは「その人の好み」から「豆にあった抽出の仕方」まで学習してアジャストしていくことは十分可能になるはずだ。
1、お店にお客さんが来る→「コンニチハ、ナニニイタシマスカ」(と言いながらも顔認識やその人の発信する情報からドリンクをキューレーションする)
2、カフェラテホットを注文する→「カシコマリマシタ、CACAOブレンドデオツクリイタシマス」(その人に合った豆をその日のベストの方法で抽出)
3、お会計をする→「400エンデゴザイマス」(もしかしたら会計するという作業すらいらなくなるんじゃないか?)
さらに、「キョウハイイテンキデスネ」とか「オカワリアリマセンカ」的な口説き文句を挟めるようにもなるかもしれない。
ましてや機械の方が正確だし効率もいいはずだ。これまで言われてきた長年の勘とか経験がものをいうような職人というポジションも取られてもおかしくはないよね。
そうすると、おや、まずいぞ、バリスタ、、、、、
ロボットと人間の違いはなんなのよ?
こりゃもう完全にロボットペースに持っていかれてる。
では、ちょっと妄想してみて欲しい。もし今の僕の店でこのような理想のロボットバリスタを送り込んで店に立たせ成長させていくとどうなると思う?そしてそれを何体も繰り返すとどうだろう?
きっと毎度毎度同じ優秀なロボットバリスタになっていくだろうよ。
でも人間ならどうだろう?お店にバリスタを10人立たせて成長させていったらどうよ?
10人全く一緒になる?ならないよね。10人それぞれ違った成長して全然違うバリスタになっていくよね?
とても抽象的だけどそこにロボットと人間の違いがあると思う。
どう考えたって、美味しいコーヒーを正確に効率よく出すだけならロボットの方がいいに決まっている。現にセブ○イレブンなどセルフ式コーヒーのクオリティは高いし、売上を伸ばしている。技術の進歩でさらにそのクオリティを上げていくことは全然可能であろう。
じゃあ僕らのようなコーヒースタンドが提供しているものは美味しいコーヒーを正確に効率よく出すだけなのか?
もちろんそれも大事。でもそれだけでは十分ではないよね。
その先を考えていくとまだまだ僕らみたいなコーヒースタンドを必要としてくれる人もいるんじゃないかな。
まだ今すぐにロボットバリスタが出てくるとは思わないけど、コーヒースタンドをやるんだったらそういったところを考えてやった方がいいと思った今日この頃です。
その先についてはまた改めて書こうと思うので今日はこの辺で。
(追記:個人的にはロボットコーヒースタンドっていうもあっても面白いとは思うけどね。そん時はもう少し流暢に、欲を言えばタッチの朝倉南みたいな声で話してほしいな)
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